高槻市、ふるさと納税にアイマスの「高槻やよい」グッズ起用で大反響を呼ぶ
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高槻市、ふるさと納税にアイマスの「高槻やよい」グッズ起用で大反響を呼ぶ
アイドルマスターのプロデューサーが熱いまなざしを注ぐ、とある市がある。
それが、ふるさと納税の返礼品に「高槻やよい」グッズを追加した大阪の高槻市だ。市の担当者にその裏側を聞いてみた。■やよいグッズ以外も充実 キノコの原木もあり
高槻市といえば、アイドルマスターのキャラクター・高槻やよいと関係の深い土地だ。別にゲーム・アニメなどの作中でからみがあるわけではないのだが、
名前が「高槻つながり」ということから、誕生日である3月25日には、「やよい軒高槻店」にファンが訪れ、食事をしていく「やよいちゃんパニック」という嬉しいイベントが毎年発生している。それに拍車をかけるようなやよいグッズ詰め合わせは、ふるさと納税制度を使って3万円以上を高槻市に納めることで手に入れることができる。
内容はTシャツを始めとするグッズ数点の詰め合わせだ。この思い切った返礼品のチョイスについて市の担当者に問い合わせたところ、
「2016年の1月から返礼品の制度を開始して、大きな反響をいただいています。特にアイドルマスターの高槻やよいちゃんグッズのセットに関しては申し込みが早く、ファンの多さを感じました」
という返答があった。2016年5月30日時点で既にグッズ詰め合わせは品切れとなっているなど、その注目度の高さが伺える。このように好調な高槻市だが、実は、以前はふるさと納税の制度を採用していなかったため、ふるさと納税額が7年間連続0円という不名誉な扱いも受けたことがある。
これに関して、
「当時も寄付金などは頂いていたのですが、それをふるさと納税として記録はしていなかったために、調査の際には0円と表記するしかなく、それが凄く目立ってしまいました」
と語り、今後の意気込みについてもコメントをした。「まだまだ手探りの状態なので、様々な意見を聞きながら進めていきたいです」
返礼品は定期的に募集し、市内の企業から提供されているという。
「高槻やよいグッズ」もそうして「駿河屋高槻店」から提供されたもの。説明文によると「店長厳選」のアイテム詰め合わせ、とのことだ。既にやよいグッズ詰め合わせは品切れだが、他にも地鶏、和牛、お米、お酒、お菓子などの返礼品がある。中には、原木にシイタケ菌を植えてある栽培セットという変わった品もあるなど、高槻市の本気が垣間見えた。