ポプテピピック、再放送システムにした理由が判明
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何故、再放送されることになったのか。須藤Pは語る ――同じく視聴者を驚かせた再放送システムですが、なぜ再放送することになったのですか?
須藤:最初に神風動画さんとも話し合いましたが、どう考えてもショートアニメだろうと15分アニメの予定で作ってもらっていました。WEB上で流そうとも考えていたんですけど、途中から私がTVでも放送したいと思うようになってしまったんです。
そもそも初期の段階で、ぶくぶ先生の方から「例えば主音声が女性で、副音声を男性にすることって可能ですか?」と聞かれて「なるほどな」と思いつつ。
でもWEBだとできませんし、TVだと15分アニメを流すとしても残りの15分が余るじゃないですか。去年、うちで放送していた『徒然チルドレン』と『アホガール』みたいに、別の作品と半分ずつ放送できるわけでもなかったので。だから、最初はうちで人気のあった『よんでますよ、アザゼルさん。』の再放送でも流そうかと考えていたんですけど、そもそも同じ内容を流せば埋まることに途中で気が付いたんです。
ただ、それだけだと事故っちゃうので、ぶくぶ先生から提案いただいたように、主音声と副音声……ではないですけど、前半と後半で男性声優と女性声優で分けてみれば面白いかなという結論に行き着き、毎話キャストを変えてしまうことになりました。
誰がポプ子とピピ美を演じるのかという声もネットでよく見ていたので、それなら全員違う人にしてやろうと思って。それなら論破できるかなと。そうすることによって、「○話のポプ子が好き」「私は○話のピピ美が好み」みたいな会話ができますし、次は誰が来るのかなど色々と話題になると思ったので、それを企画書に落とし込みました。
そこからグロービジョンさんに「こういう作品なんですけど……」と持って行きましたが、「こんな大変なことできるわけないです」と言われてしまって。「なんとかやりたいんですよねぇ、お金はいくらでも出すので……」という交渉をして、なんとかお願いすることができました。