【朗報】アニメ「昭和元禄落語心中」の影響で女性中心に落語ファンが急増する
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【朗報】アニメ「昭和元禄落語心中」の影響で女性中心に落語ファンが急増する
落語イメージにイッセキ アニメ効果で寄席ファン急増創業70年の落語の老舗寄席「末広(すえひろ)亭」(東京都新宿区)がにぎわい、開場前から年配の常連客に交じって若い女性の姿が目立つ。人気を後押ししたのは、この春までテレビで放映された深夜アニメ「昭和元禄落語心中」。作品中に末広亭が登場し、本格的な古典落語と虚実交えた噺家(はなしか)の人間模様が描かれる。テレビで落語に触れたアニメファンがリアルな笑いを求めている。 (小林泰介)
デパートが立ち並ぶ新宿三丁目の交差点から路地に入って、すぐ。平日の昼にもかかわらず、末広亭では広報部長の林美也子さんが入場客の整理に追われていた。「友達を誘って初めて来たという二十代の人もいて、若い世代は三割ほど増えている。人気の二つ目(真打ち昇進前の若手ら)が出てきただけで黄色い歓声が上がります。こんなことは寄席が始まって以来、初めて」と喜ぶ。
あるベテラン落語家も「最近、お客の髪の毛が黒いんだよ。前は白髪頭ばっかりだったけどなぁ」と客層の変化に驚く。週末には約二百席ある一階席だけでは足りず、普段は閉めている二階席を開放することもあるという。
人気の火付け役となった「昭和元禄-」の原作は、雲田はるこさんの同名漫画。隔月発行のコミック誌「ITAN」(講談社)に連載中で、戦前から戦後にかけての落語界が虚実ない交ぜにして描かれる。
登場する落語家は架空だが、描かれる古典落語の演目や舞台となる末広亭はほぼ忠実に再現されている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201605/CK2016051402000252.html
新宿末広亭